BAG FACTORY
バッグがどこで、どのような工程でつくられるのか。
素材と仕上げの見方をご案内します。
バッグはどこで、どのようにつくられるのか
バッグは、革の裁断から縫製、金具の取り付け、内装の仕上げまで、多くの工程を人の手で通していきます。デザインが同じでも、どの革を使い、どの工程にどれだけ手をかけるかで仕上がりは変わります。このページでは、そのどこを見ればよいのかを整理しました。
素材と仕上げの見方
革目(シボ)
革の表面の模様です。きめの細かさと均一さをご覧ください。同じ革種でも部位によって表情が変わります
キャンバス
柄の鮮明さと、パーツをまたいだときの柄の連続性をご覧ください
ステッチ
縫い目の間隔がそろっているか、角の処理が整っているかが見どころです
金具
色味と光沢、刻印の深さ、動かしたときの立て付けをご確認ください
内装
裏地の張り具合、ポケットの縫い止め、コバ(切り口)の塗りの均一さをご覧ください
ハンドステッチ
手縫いのラインは、目数と角度のそろい方に仕上げの差が出ます
ブランド別 品質チェックポイント早見表
ブランドごとに、仕上がりの差が出やすい箇所は異なります。10ブランドの代表的なラインで、特に見ていただきたいポイントを一覧にまとめました。
| ブランド | 主な確認ポイント | 代表的なモデル/ライン |
|---|---|---|
| シャネル | キャビアスキン・ラムスキンの革目、キルティングのマス目の正確さ、チェーンの重量感 | クラシックフラップ、ボーイシャネル |
| ルイ・ヴィトン | モノグラムキャンバスの柄の鮮明さ、ダミエの整列、ヌメ革のタンニング | ネヴァーフル、スピーディ、ポシェット・メティス |
| エルメス | サドルステッチの目数と角度、トゴ・クレマンス・ボックスカーフの革目 | バーキン、ケリー、リンディ、ピコタン |
| ディオール | カナージュキルティングのボリューム感、チャームの光沢、刺繍の密度 | レディディオール、ブックトート、サドルバッグ |
| グッチ | GGマトラッセのパターン、GGキャンバスの色味、ホースビット金具の光沢 | マーモント、ディオニュソス、ソーホーディスコ |
| セリーヌ | ボックスカーフの光沢、トリオンフロゴの刻印の深さ、フェイス部分の仕上げ | ラゲージ、トリオンフ、ベルトバッグ |
| ボッテガ・ヴェネタ | イントレチャート編みの革目と編みのテンションのそろい方 | カセット、パウチ、キャンピングバッグ |
| プラダ | サフィアーノの型押しの均一さ、ナイロンの織り目、三角プレートの取り付け | ガレリア、リエディション2005 |
| サンローラン | カサンドラロゴの取り付けと光沢、キルティングのライン、レザーのマット感 | ロウチェーンバッグ、カレ |
| ロエベ | アナグラムの刻印、ナッパレザーの柔らかさ、コバの処理 | パズル、フラメンコ、ハンモック |
シャネル (Chanel)
シャネルはキャビアスキンとラムスキンの2種類の革が中心です。キャビアスキンは型押しされた粒感のある革で傷が目立ちにくく、ラムスキンは滑らかで柔らかい分、取り扱いに注意が必要です。クラシックフラップのキルティングはマス目の大きさと縫い目の直進性がそろっているか、チェーンは持ったときの重量感と金具の色味をご確認ください。
ルイ・ヴィトン (Louis Vuitton)
ルイ・ヴィトンはモノグラムキャンバスとエピレザーなど素材の幅が広いブランドです。モノグラムは柄の向きと鮮明さ、パーツをまたいだときの柄の連続性が見どころで、ヌメ革の持ち手は使い込むほど飴色に変化していきます。モデルによって見るべき箇所が変わるため、代表的なラインごとに確認ポイントを整理しました。
| モデル | 主な確認ポイント | 仕上げの見どころ |
|---|---|---|
| ネヴァーフル・オンザゴー | モノグラムキャンバスの柄の鮮明さと連続性 | 底鋲の取り付けと持ち手の縫製 |
| ポシェット・メティス・スピーディ | ヌメ革のタンニングの色味と質感 | ジップの動きと金具の光沢 |
| ダミエ・アズール/エベヌライン | 格子柄の整列とパーツの継ぎ目 | コバの塗りの均一さ |
| キャプシーヌ・ツイスト系 | レザーの張りと角の処理 | 金具のロゴプレートの刻印の深さ |
| エピレザーライン | 型押しの粒の均一さと発色 | ステッチの間隔のそろい方 |
エルメス (Hermes)
エルメスは他ブランド以上にハンドステッチ(サドルステッチ)の比重が大きいブランドです。機械縫いにはない目数の均一さと角度のそろい方が仕上げの決め手になります。トゴ・クレマンス・ボックスカーフはいずれも牛革ですが、なめし方によって革目の表情が大きく異なります。
| モデル | 主な確認ポイント | 仕上げの見どころ |
|---|---|---|
| バーキン・ケリー | サドルステッチの目数と角度のそろい方 | コーナーの丸みと金具の取り付け位置 |
| リンディ・ピコタン | トゴ・クレマンスの革目とマチの張り | 持ち手の縫い止めとコバの仕上げ |
ディオール (Dior)
ディオールはレディディオールのカナージュキルティング、ブックトートの刺繍、D.I.O.R.チャームの3点が象徴的なディテールです。キルティングは山の高さと間隔の均一さ、刺繍はステッチの密度と糸の張りが仕上げの差になります。
| モデル | 主な確認ポイント | 仕上げの見どころ |
|---|---|---|
| レディディオール | カナージュキルティングの山の高さと間隔 | D.I.O.R.チャームの光沢と取り付け |
| ブックトート | 刺繍の密度と糸の張り | 持ち手の縫製とキャンバス地の織り |
| サドルバッグ | サドル型フラップのステッチライン | D字金具の光沢と動き |
| キャロ | キルティングのステッチ間隔 | チェーンストラップの重量感 |
| レディ D-Lite | 刺繍キャンバスの密度 | カナージュ柄の型押しの深さ |
グッチ (Gucci)
グッチはGGマトラッセのパターンとGGキャンバスの色味、ホースビット金具が核心のディテールです。GGキャンバスは経年で色味が変化するため、初期状態の色の均一さを確認しておくと変化の基準が分かりやすくなります。
| モデル | 主な確認ポイント | 仕上げの見どころ |
|---|---|---|
| マーモント | GGマトラッセのキルティングパターンの均一さ | ハート型ステッチとチェーンの金具色 |
| ディオニュソス | タイガーヘッド金具の彫りの深さ | GGキャンバスとレザートリムの境目 |
| ソーホーディスコ | ホースビット金具の光沢と可動部 | GGキャンバスの色味の均一さ |
| ホースビット1955 | ホースビットの左右対称性 | レザーの型押しの深さ |
| オフィディア | GGキャンバスの織り目と縁のパイピング | ウェブストライプの色の境目 |
セリーヌ (Celine)
セリーヌはボックスカーフの光沢とトリオンフロゴの刻印、ラゲージのフェイス部分の仕上げが核心のディテールです。無地に近いデザインが多いぶん、革の質感と金具の精度がそのまま印象を左右します。
| モデル | 主な確認ポイント | 仕上げの見どころ |
|---|---|---|
| ラゲージ | フェイス部分(側面)のマチの張りと縫製 | 持ち手の付け根の補強 |
| トリオンフ | ロゴプレートの刻印の深さと光沢 | チェーンストラップの重量感 |
| ベルトバッグ | ベルト部分の革の張りとバックルの精度 | 台形フォルムのマチの処理 |
| ボックスバッグ | ボックスカーフの光沢とエッジの処理 | フラップの開閉のスムーズさ |
| カバファントム | サイドのスナップボタンの位置 | 内装の仕切りの縫製 |
ボッテガ・ヴェネタ (Bottega Veneta)
ボッテガ・ヴェネタはイントレチャート編みが代名詞です。ラムレザーやナッパの革目の細かさと、編み込みのテンション(張り)がそろっているかで仕上がりの印象が大きく変わります。
| モデル | 主な確認ポイント | 仕上げの見どころ |
|---|---|---|
| カセット | イントレチャート編みのテンションのそろい方 | フラップの厚みと折り返しの処理 |
| パウチ | 編み込みパーツの継ぎ目の位置 | クラッチ開閉部のマグネットの精度 |
| ジョディ | サイドのプリーツ(タック)の均一さ | 持ち手の編み込みの密度 |
| キャンピングバッグ | 台形フォルムの型崩れしにくさ | 底面の編み込みの補強 |
同じ仕様でも一点ごとに差が出る理由
革は部位ごとに表情が違います
一枚の革でも、部位によって革目の細かさと密度が異なります。きめが細かく均一な部位は一枚から取れる量が限られるため、同じ仕様の商品でも、使われた部位によって仕上げ・張り・革目の均一さに差が出ます。
仕様表だけでは分からないことがあります
素材名やサイズが同じでも、実際に手元へ届く一点がどうであるかは別の話です。仕様の確認は入口で、そのうえで一点ごとの状態を見ることが必要になります。
だから一点ごとに確認します
OBLIQUEでは、お届けするすべての商品について発送前に状態を確認しています。確認する項目と手順は検品のご案内ページからご覧いただけます。
購入前に確認したいポイント
- 商品ページの実寸サイズと、付属品の記載をご確認ください
- 掲載写真で、素材の質感・縫製・金具の仕上げをご確認ください
- 気になる箇所は、お問い合わせから追加の確認をご依頼いただけます
- お届けまでの目安と送料は、配送・送料のご案内に記載しています
- 交換・返品の条件は、ご注文の前にご確認ください
よくあるご質問
商品はどのように仕入れていますか
お取引先へ発注し、商品を受け取ったうえで状態を確認してからお客様へお届けしています。在庫を抱えて即日発送する形ではないため、お届けまでにお時間をいただいています
同じ商品でも状態に差はありますか
素材の性質上、一点ごとに表情の違いが生まれます。そのため一点ごとに状態を確認したうえで発送しています
写真と実物で色味が違って見えることはありますか
撮影時の光やご覧いただく画面によって、色の見え方は変わります。気になる場合はお問い合わせよりご相談ください